元2022 6月 スウェーデン
脳卒中後の疲労は、活動後に突然生じる強い疲労感と精神的身体的エネルギーが欠如した感覚として説明できる。
その有病率は25-85%と幅があり、長期にわたり継続するという報告がある。
脳卒中後の疲労の原因や治療法についてはわかっていないので、脳卒中から5年間の経験を患者から聞き取りしてみたそうな。
脳卒中から1年後に疲労を経験していた9人について、5年後にも面談して回答内容を分析した。
次のことがわかった。
・ほとんどの参加者が脳卒中から5年後にも疲労を経験していて、日常生活における長年の困難を報告していた。・長い時間をかけた疲労への適応が日常生活テーマのひとつとして浮かびあがった。・以前より計画的になり物事の優先順位を考えることで疲労の問題は軽減された。・脳卒中後の疲労がどのように現れるかを他人に理解してもらい、早い時期に疲労に関する知識を提供することが重要と考えられた。
脳卒中後の疲労は5年経っても継続している場合がほとんどだった。活動を計画的かつ選択的にすることで疲労に対処できる。これらの情報は早い段階で提供されるべきである、
というおはなし。
感想:
甘えていると思われそうで「疲労」を口に出せなかった。
10年以上経ったいまはかつてのような疲労はない。
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