元2022 8月 ロシア
脳梗塞後の頭痛には急性のものと3ヶ月以上つづく持続性のものがある。
持続性の頭痛はあまり注目されていないので、その有病率と関連要因をくわしくしらべてみたそうな。
初回脳梗塞後、3ヶ月以上フォローのできた529人に電話で聞き取り調査した。
次のことがわかった。
・61人が3ヶ月時点で頭痛を報告していて、内訳は まったく新たなタイプの頭痛が34人、少し変化した頭痛が21人、まったく変化のない頭痛が6人だった。・結局、3ヶ月間頭痛が持続していた患者は55人10.4%だった。・彼らの臨床的特徴として、頭痛の随伴症状(光や音への恐怖、嘔吐)が重くない、頭痛の頻度が減少傾向にある、3分の1が鎮痛薬の使いすぎ(複数種類の薬を月に10日以上かつ3ヶ月以上)だった。・持続性頭痛の関連要因として、睡眠不足、小脳の梗塞、原因不明の脳梗塞、神経症状が軽い(NIHSSスコア8未満)、主幹動脈のアテローム閉塞の少なさ、が挙げられた。
脳梗塞患者のおよそ10%は頭痛が3ヶ月以上持続していた。彼らの3分の1は鎮痛薬の使いすぎと考えられた、
というおはなし。
感想:
片頭痛と両側緊張型頭痛はおなじくらいいたんだって。
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