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2022年10月15日

亜急性期の歩行速度がわかった

2022  9月  フランス


脳卒中患者の54-80%は歩行障害であり、自立を妨げる決定的要因になる。

歩行速度はその代表的指標であり、道路を渡るなど安全な日常生活には秒速0.8mの速度は必要と考えられている。

そこで、亜急性期の歩行速度をメタアナリシスでくわしくしらべてみたそうな。



2000-2021年の、関係する研究を厳選してデータを統合し、

10m歩行テストによる短距離での歩行速度と、

6分間歩行テストによる長距離での歩行速度を解析した。



次のようになった。

・平均年齢61の脳卒中患者939人を含む9の研究を対象とした。

・短距離での平均歩行速度は秒速0.36mだった。

・長距離での平均歩行速度は秒速0.46mだった。


脳卒中の亜急性期では患者の歩行速度は安全な日常生活を送るに必要なレベルにまったく及ばなかった、


というおはなし。
歩行速度の図


感想:

10年以上経ち一見ふつうに歩けているつもりだけど、

広い横断歩道では信号が点滅していなくても念のため見送って次を待つようにしている。


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