元2022 10月 イギリス
降圧薬は朝方に服用することが勧められている。
しかし血圧は早朝に上昇サージを示すことが少なくなく、脳卒中の発生と関連すると考えられている。
夜間に降圧薬を飲んだほうが朝の血圧変動を抑え脳卒中が減るとするいくつかの臨床試験があるがバイアスリスクが高いので、
大規模なランダム化比較試験をおこなったそうな。
高血圧で降圧薬を服用している成人を、 朝方6:00-10:00 または 夜間20:00-0:00 に服用する2群にわけた。
心血管イベント(血管死や脳卒中、心筋梗塞)の発生を5年間ほどフォローした。
次のようになった。
・平均年齢65の21104人が対象になった。・心血管イベントは、夜間投与群の3.4%に、朝方投与群の3.7%に発生し、有意な差ではなかった。