元2022 6月 トルコ
クロイツフェルト・ヤコブ病(CJD)はまれな進行性の致死的プリオン病である。
多くの場合、CJDの最初の徴候は急速に進行する認知症であり、記憶喪失、人格変化、幻覚、筋肉の痙攣を引き起こす。
平衡感覚障害、協調運動障害を伴う突然の右半身麻痺が出現したCJDの例があったそうな。
次のようになった。
・右半身の麻痺と急速に進行する認知症症状を主訴とする64歳の男性患者が受診した。・初期段階では脳卒中と診断され、抗血小板療法が行われたが、・その後のMRIや脳波、脳脊髄液の検査でクロイツフェルト・ヤコブ病(CJD)が確認された。・患者の症状は急速に進行し、21日後に亡くなった。
この事例は、CJDが脳卒中様の症状で現れる可能性があるという点で、非常に重要な意味を持つ。この病気の早期発見と診断が極めて困難であることを考慮すると、脳卒中と初期診断された場合でも、CJDの可能性を排除するための追加の検査が必要であると言える、
というおはなし。
感想:
100万人に1人の病気のなかでもめったに起きない脳卒中様の症状の例↓がほかでもすでに起きている、ってこと。