元2023 9月 台湾
脳卒中患者の約48%が便秘に悩んでいる。便秘は血圧や頭蓋内圧を上昇させ、脳卒中の再発リスクを高める。
現行の治療法は一時的な緩和はもたらすが、根本的な解決には至らない。
一方で、伝統的な中国医学の指圧は、便秘の予防と緩和に効果があるとされている。
そこで、脳卒中患者における指圧の便秘緩和効果を評価するべく、ランダム化比較試験をおこなってみたそうな。
2020年9月から2021年8月にかけて実施された。
楽な姿勢で自分でも刺激できる腹部のツボ3種(ST25、CV12、CV6)について、
天柱(てんちゅう)、ST25: へその左と右5cmにある。
中脘(ちゅうかん)、CV12: へその上4cmにある。
気海(きかい)、CV6 : へその下1.5cmにある。
それぞれのツボを3-4kgの力で1分間ずつ、指圧する。
計128名の急性脳卒中で入院中の患者を指圧群と偽指圧群に1:1の割合でランダムに割り付け、1回計4分間の介入を1日2セット、7日間行った。
ブリストル便形状スケール(Bristol Stool Form Scale)と便秘評価スケール(Constipation Assessment Scale:CAS)を評価した。
次のようになった。
・指圧群は偽指圧群に比べ、時間の経過とともにCASスコアが徐々に低くなっていった。・指圧を受けた患者は、偽指圧の患者に比べて、排便薬を必要とする可能性が低く、正常な排便をする可能性が高く、便が硬い塊として現れるリスクが減少した。