元2023 10月 アメリカ
痛みは脳卒中の後遺症として見過ごされている。
脳卒中後の持続的な疼痛はあまり注目されていない経験であり、生存者の機能、リハビリテーションへの参加能力、QOLに大きく影響する。
そこで、脳卒中での急性期入院期間における疼痛の発生率を調べ、退院時に疼痛を報告した人の特徴をくわしくしらべてみたそうな。
退院時の診断記録を用いて、脳卒中による急性期入院中の疼痛に関する自己報告を分析した。
1つの大病院システムの3つの施設から合計821人の被験者が対象になった。
疼痛評価スコアとして、NRS(numeric rating scale)、BPS(behavioral pain rating scale)、MAR(medication administration record)をもちいた。
次のようになった。
・脳卒中と診断された患者の43%が退院時に痛みを訴えた。・退院時に疼痛を報告した脳卒中生存者では、BMIが高く、到着時の神経症状NIHSSスコアが高く、在院日数が長かった。
脳卒中患者の43%が退院時に疼痛を訴えていた。彼らは痛みのない患者よりもBMIと神経症状が重く、入院日数も長かった、
というおはなし。
感想:
手足に怪我をしているわけでもないのに痛い。
いまだに調子の良くない日は左足の裏が痛くてびっこ引くことがある。
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