~ 5000超の記事をシンプルな単語で検索するよ!

2023年11月29日

シータ刺激が脳卒中回復を変える?驚きの研究結果!

2023  11月  アメリカ


脳波研究において、とくに40Hzの振動は学習と記憶に重要であり、脳の発達の際のあらたな結合形成にかかわると考えられている。

また、4Hzのシータ振動では感覚運動パフォーマンスと関連することが報告され、16Hzのベータ振動は運動計画(motor planning)に重要であることがわかっている。

極低周波・低強度電磁場(ELF-EMF)療法は、非侵襲的な脳刺激法であり、神経保護と神経可塑性を調節することができる。

ELF-EMFは最近、小規模の臨床試験において、ヒトの脳卒中における回復を促進することが示された。

そこで、ELF-EMFの有効性が周波数に依存するかどうか、またどの程度依存するかは、依然として不明であるので、くわしく実験してみたそうな。



脳卒中発症4日後にELF-EMF治療を開始したマウスの大脳皮質脳卒中モデルにおいて、一連の運動行動テストを用いて、機能回復を促進するELF-EMFの異なる周波数(5Hz、16Hz、40Hz)と強度の有効性を評価した。



次のようになった。

・シータ周波数(5 Hz)のELF-EMFは、リーチ・トゥ・グラスプ課題における機能回復を効果的に促進するのに対し、

・ガンマ周波数(40 Hz)およびそれらコンビネーション周波数(5-16-40 Hz)のELF-EMFは、有意な効果をもたらさなかった。

・組織学的解析から、これらELF-EMFプロトコルはいずれも、梗塞容積、炎症、グリア活性化に影響を及ぼさないことが明らかになった。

・観察された有益な効果は、非神経保護メカニズムによって媒介されている可能性が示唆された。


今回の結果は、低周波・低強度電磁場刺激が脳卒中後の機能回復に影響を及ぼし、その影響は使用する特定の周波数に依存することを示している。これら周波数プロトコルの最適化が重要と考えられる、


というおはなし。
低周波低強度電磁場刺激実験

脳波と脳卒中研究

低周波低強度電磁場の臨床研究

さあ脳活ビートだ


感想:

脳卒中のはるかまえからケータイを耳につけて通話するとアタマがガンガン痛くなる。

イヤフォンマイクでハンズフリーにするとだいじょうぶ。

電磁場は思っている以上に影響している。アルミホイル巻きたくなる。







脳を刺激するに電磁場にこだわる必要はない。

そこで、「脳活ビート」ですわ。




ご意見 ご感想はこちら

名前

メール *

メッセージ *