元2023 11月 中国
お茶の摂取と脳血管障害リスクとの関連については多くの研究がなされているが、その結果は一貫していない。
そこで、メンデルランダム化解析を用いて、虚血性脳卒中、大動脈硬化性脳卒中、心原性塞栓性脳卒中、小血管性脳卒中、頭蓋内出血、くも膜下出血、を含むいくつかの急性脳血管イベントと茶摂取との「因果関係」をくわしくしらべてみたそうな。
ヨーロッパに祖先を持つ集団における茶摂取と脳血管イベントに関するゲノムワイド関連研究および、UK Biobankからのデータをもちいてメンデルランダム化解析を実行した。
次のようになった。
・遺伝的に予測されるお茶の摂取量の増加は、小血管性脳卒中リスクの低下と関連していた。・お茶の摂取量と他の脳血管イベントのリスクとの間には因果関係はなかった。・肥満度、総コレステロール、LDLコレステロール、糖尿病、高血圧、喫煙、飲酒を調整した後でも、お茶の摂取と小血管性脳卒中との間に有意な因果関係があることが示された。
お茶の摂取量の増加が小血管性脳卒中(ラクナ梗塞や脳内出血)のリスクを減少させるという新たな遺伝学的因果関係の証拠が得られた、
というおはなし。
感想:
緑茶も紅茶もおなじ植物つかってるからどっち飲んでも良いはず。
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