元2024 1月 中国
メンデルランダム化解析を用いて、脳梗塞後の機能的転帰と腹部脂肪率(ウエスト-ヒップ比:WHR)および全脂肪率(体格指数:BMI)との因果関係をくわしくしらべてみたそうな。
WHRとBMIの遺伝学的変数は、Genetic Investigation of ANthropometric Traits consortiumとUK Biobank(最大806834人)のゲノムワイド関連研究から得た。
脳梗塞後の機能的転帰は、脳卒中発症3ヵ月後のmRSスコアを用いて評価し、mRS>2(mRS3~6)を好ましくない機能的転帰と定義した。
次のようになった。
・遺伝学的に予測されるWHRの高値は、脳梗塞後の好ましくない機能的転帰と関連していた。・この結果は感度分析においても一貫していた。・逆に、遺伝的に予測されるBMIは、脳梗塞後の好ましくない機能的転帰とは関連しなかった。