元2023 12月 台湾
睡眠時無呼吸症候群(OSA)は脳卒中の一般的な危険因子であり、嚥下障害と肺炎はいずれも脳卒中の合併症としてよく知られている。
これらの状態には口腔咽頭構造が関係している。
そこで、舌の特定の構造的特徴がこれらの合併症の発症につながるかどうかを調べてみたそうな。
脳梗塞で入院した患者と地域在住の高齢対照者を登録した。
参加者は超音波検査による舌測定を受け、睡眠の質と日中の眠気を評価するための質問票を受け取った。
また、アクチグラフィーによる客観的な睡眠測定と、3段階嚥下テスト(3-SSS)を行った。
次のことがわかった。
・脳梗塞患者は対照群に比べ有意に舌が厚かった(6.53cm対6.05cm)。・脳卒中患者の舌の解剖学的パラメータはOSAのパラメータと有意な相関があり、・舌の厚さはOSAおよび肺炎と正の相関があった。