元
2023 12月 中国
脳卒中をふくむ心血管疾患は世界的な死亡原因の第1位であるが、ビタミンDは心血管疾患と関連があることが判明している。
ビタミンDレベルと5つの心血管疾患との因果関係をくわしくしらべてみたそうな。
ゲノムワイド関連研究(GWAS)のデータから、ビタミンDレベル(サンプルサイズ=79366)と、狭心症(18168例、187840例)、冠動脈疾患(21012例、197780例)、ラクナ梗塞(6030例、197780例)、心臓発作(10693例、451187対照)、高血圧(55917例、162837対照)の関連について、メンデルランダム化(MR)解析が行われた。
MR解析は、暴露因子へのランダム化が出生前に完了しているので、観察研究にありがちなバイアスの影響を受けにくく、ランダム化比較試験に近い検証ができる。
次のようになった。
・6つの一塩基多型が変数として用いられた。・ビタミンDの適正レベルが狭心症、冠動脈疾患、ラクナ梗塞、のリスクを低減する有意な因果関係が認められたが、心臓発作や高血圧との因果関係は認められなかった。・使用した一塩基多型は異質性や多面性を示さず、MR解析の結果は信頼できるものであった。
ビタミンDレベルと狭心症、冠動脈疾患、ラクナ梗塞との間には因果関係が認められたが、心臓発作や高血圧との因果関係は認められなかった、
というおはなし。
感想:
ビタミンDがいいみたいなので、
さいきんはひなたぼっこがマイブーム。