元2024 3月 ドイツ
失語症や無視症と片麻痺の組み合わせは、大脳前方血管閉塞(LAVO)の信頼できる指標である。
これらの症状の病院前同定は、救急隊員には困難であると考えられている。
そこで、失語症と無視症を1回の検査で識別できる簡単なNPE(non-paretic-hand-to-opposite-ear:非麻痺手対向耳)テストを評価してみたそうな。
2021年5月から2022年5月の間に急性脳梗塞が疑われた患者1042人を対象にNPE検査を実施した。
NPE検査は、麻痺のないほうの手で反対側の耳に触れるよう指示を出し、その成否を問うものである。
NPE検査とNIHSSスコアの失語症/無視症項目との相関を解析した。
さらに、LAVO検出に対するNPE検査の予測精度を算出した。
次のようになった。
・NPE検査は失語症および無視症の両方と強い有意な相関を示した。・NPEテストの陽性結果は、85%精度(感度70%、特異度88%)でLAVOを予測した。・ロジスティック回帰分析では、LAVOを予測するオッズ比は16.14(95%信頼区間10.82-24.44)であり、NPEテスト陽性はLAVOの強い指標であることを示した。
NPE検査は失語症と無視症の両方を検出する簡単な検査である。LAVO検出の予測精度の高さは、この簡単なテストが救急隊員による病院前のLAVO検出に有望であることを示している、
というおはなし。
感想:
このテストでなんで失語症?とおもったけど、
失語症だと、NPEテストの動作指示を理解できない、実行できない、ってことのようだ。
GPT-4の限界をみた。論文にあった上のワンパンマン似の絵をリアル調に再現しようと試みたが全て失敗した。
どうやら人工知能にもこのテスト動作が複雑すぎて理解できないみたいだ。
どうやっても同じ側の耳に触れてしまう