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2024年3月14日

脳卒中回復の新たな鍵?体形が明かす驚くべき真実!

2024  3月  中国

 
多くの先行研究では、肥満は脳梗塞後の機能的転帰を悪化させることがしめされている。

しかし、肥満が死亡率や再発率、再入院率を低下させるという研究もあり、肥満パラドックスとして知られている。

そこで、メンデルランダム化(MR)解析を用いて、遺伝的に予測される肥満と脳卒中後の転帰との「因果関係」をくわしくしらべてみたそうな。



 
UK BiobankとGIANTコンソーシアムにより、ボディマス指数(BMI:806,834人)とウエスト・ヒップ比(WHR:697,734人)に関連の強い操作変数を特定した。

脳梗塞後の機能的転帰のデータはGenetics of Ischemic Stroke Functional Outcome network(6012人)から得た。



次のことがわかった。
 
・遺伝的に予測されるWHRと機能転帰の悪化に有意な関連があった。

・遺伝的に予測されるBMIと機能的転帰の悪化に関連はみられなかった。

・WHRに対する脳梗塞後の機能的転帰との間の全体的なパターンは、BMIを調整した後ではもはや存在しなかった。


肥満による機能転帰の悪化は、BMIというよりはむしろウエスト・ヒップ比が原因と考えられる、


というおはなし。
ウエスト測定

ウエスト測定

ウエスト測定



感想:

太っていても腹が出ていなければマシ、ってこと。





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