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2024年3月31日

脳卒中後のサプライズ:中性脂肪が低いほど認知障害に!新研究が解き明かす関係性

2024  3月  中国


トリグリセリド(中性脂肪)は食事性脂質の主な形態であり、生活習慣、特に食事と運動の影響を受けやすい。

脳梗塞後の中性脂肪と認知機能との関連についての研究はあるが、その結果は相反するものであった。

そこで,高齢者における脳梗塞後の中性脂肪と認知機能との関連をくわしくしらべてみたそうな。



2022年11月から2023年6月まで、深圳第二人民病院で急性脳梗塞と診断された患者について、

入院後24時間以内に中性脂肪を測定した。

認知機能の評価にはMini-Mental State Examination(MMSE)を用いた。



次のようになった。

・脳梗塞患者221人(平均年齢70.64歳)のうち144人(65.16%)が男性であった。

・221人の患者のうち、102人(46.15%)が認知障害を有していた。

・中性脂肪と認知機能障害は、潜在的な交絡因子をコントロールした後、0.8mmol/Lに変曲点を有する非線形の関連を有することが判明した。

・変曲点以下では、中性脂肪はMMSEスコアと正の相関を示した。

・しかし、変曲点以上では、MMSEスコアと中性脂肪の相関は統計的に有意ではなかった。


高齢者における脳梗塞後の中性脂肪と認知機能との間には非線形な関連がある。とくに、0.8mmol/L(70mg/dL)未満の場合、中性脂肪値は認知機能と正の相関を示した、


というおはなし。
脳卒中後の中性脂肪と認知機能

脳卒中後の中性脂肪と認知機能

脳卒中後の中性脂肪と認知機能



感想:

中性脂肪の基準範囲は、空腹時30~149mg/dL。

上のグラフみると低いほどボケが進む。70を下回ると顕著ってこと。

年取ったら食べないといかん。


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