~ 5000超の記事をシンプルな単語で検索するよ!

2024年6月28日

脳を護る『断食』の最適時間帯があきらかに!

2024  6月  アメリカ


間欠的な絶食による事前準備は、脳卒中後の認知機能と運動機能、回復力の強化につながる。

脳梗塞後の神経保護の程度は断食期間の長さによって異なることが示されているが、概日リズムにおける断食時間帯の影響についてはまだ解明されていないので実験してみたそうな。



マウスの群をつかって、1日16時間の絶食を、

暗い時間帯(夜行性なので活動時間)の断食、
明るい時間帯(不活動時間)の断食、
または自由に餌を食べられる群にわけた。

6週間の食事介入の後、マウスに一過性の局所脳虚血を起こし、行動機能評価を行った。
また、脳サンプルは、RNAシーケンスと病理組織学的分析のために採取された。



次のことがわかった。

・自由摂食群と比較して、活動期断食群の方が不活動期断食群よりも梗塞体積の縮小および運動機能と認知機能の回復が良好であることが示された。

・さらに、活動期断食群では、樹状突起スパイン密度と形態の保護、ポストシナプティック密度タンパク質95(PSD-95)の発現増加が認められた。


1日のうち、活動的な時間帯に断食するほうが脳の虚血耐性を獲得するうえでより効果的であると考えられる、


というおはなし。

マウスで間欠的断食実験


感想;

夜行性ねずみだからこういう結論になったけど、暗い時間帯が有利に働いた可能性もあるとおもう、、



ご意見 ご感想はこちら

名前

メール *

メッセージ *