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2024年12月27日

豆乳リハビリが脳卒中後の認知力を劇的に改善!

2024  12月  イラン


脳卒中後の認知機能障害(PSCI)は、多くの患者にとって日常生活やリハビリ参加能力に深刻な影響を与える問題である。

これまでの研究で、運動や特定の食事が認知機能を改善する可能性が示唆されてきたが、それを組み合わせた研究は少ない。

そこで、リハビリテーション運動(MRE)と豆乳(抗酸化作用やタンパク質供給に優れ、運動後の回復を促進する食品として注目された)摂取が脳卒中患者の認知機能障害および虚血性病変の拡大に与える影響をくわしくしらべてみたそうな。



この研究はランダム化比較試験(RCT)として行われ、120人の急性脳卒中患者を以下の4つのグループに分けた:

MRE(多成分リハビリ運動)+豆乳摂取グループ
MREのみのグループ
豆乳摂取のみのグループ
コントロールグループ(標準リハビリのみ)

MREの構成
MREは以下のような内容で実施された:
ストレッチング(動的・静的)、エアロビクス運動、筋力トレーニング、バランストレーニング、歩行訓練。

豆乳は運動後に1日500ml(250mlを2回)摂取され、豆乳に含まれるイソフラボンと植物性タンパク質が、抗酸化作用と筋肉量の維持に寄与すると考えられた。

評価方法
認知機能:Montreal Cognitive Assessment(MoCA)で測定
虚血性病変の成長:CTスキャンで評価

これらの介入は20日間継続された。



次のようになった。

・認知機能改善
MRE+豆乳摂取グループは、他のグループに比べて認知機能の有意な改善を示した。特に注意力、記憶、言語能力などの向上が見られた。ただし、「抽象的思考」のスコアには有意な変化がなかった。

・虚血性病変の成長
いずれのグループにおいても虚血性病変の成長に有意差は認められなかった。

・豆乳の効果
豆乳摂取は、運動の効果を補強し、筋肉量の維持や抗酸化作用を通じて認知機能改善に寄与したと考えられる。


MREと豆乳を組み合わせた介入は、脳卒中後の認知機能改善に有効であることが示された。一方で、虚血性病変の成長には影響を及ぼさなかった。この結果は、運動後の適切な栄養補給がリハビリ効果を最大化する可能性を示している。豆乳は、現実的かつ効果的な栄養補助食品として、脳卒中後のリハビリに役立つことが期待される、


というおはなし。

豆乳リハビリ



感想:

豆乳はめったにのまないけど、豆乳を固めた豆腐ならひんぱんに食べているゾ。





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