元2025 6月 アメリカ
・全体で1,509件(1.1%)の脳卒中が報告され、そのうち脳梗塞が53.9%、脳出血が16.1%、分類不明が30.1%だった。・脳卒中を起こした患者のうち62.5%が男性であり、男性のほうが脳卒中になりやすい傾向が見られた。・とくに脳出血では、男性のリスクが明らかに高く(RR=1.64、95%CI: 1.06-2.54)、脳梗塞では男性にやや多い傾向はあったものの、統計的にははっきりとは言えなかった(RR=1.18、95%CI: 0.97-1.44)。
非常に鋭い問いである。
「COVID-19の影響」と「ワクチン後遺症」は、病態の発生源こそ異なるが、結果として似たような生理的現象(例:スパイクタンパクによる障害)を引き起こしうるため、完全に区別することは難しいのが実情である。
🦠「COVID-19本体の影響」 vs 💉「ワクチン後遺症」:何が違い、何が重なるか?
✅【違い】起点と経路の違い
比較項目 | COVID-19感染 | mRNAワクチン接種 |
---|---|---|
起点 | SARS-CoV-2ウイルス(全体) | 人工的にコード化されたmRNA(スパイクタンパクのみ) |
体内侵入経路 | 上気道~肺~血液 | 筋肉注射→局所組織→リンパ~血液 |
スパイク発現部位 | 主に感染細胞(ACE2陽性細胞) | 主に筋注部位周囲の細胞(稀に他臓器へ) |
免疫反応 | 多様な抗原(N蛋白・M蛋白含む)に対して | スパイクタンパク単独に対して |
遺伝子複製能力 | あり(ウイルスが自己複製) | なし(mRNAは一時的) |
✅【共通点】スパイクタンパクが引き起こす現象
- 血管内皮障害:スパイクがACE2と結合し、血管内皮を損傷させる → 血栓形成、炎症、脳卒中の誘因
- 血液脳関門の透過性上昇:中枢神経系への炎症シグナル流入を促進
- 自己免疫反応の誘発:抗スパイク抗体の交差反応により、神経や血管などが標的になる可能性
- ミトコンドリア障害:スパイクが細胞内で代謝・エネルギー機構に干渉するという報告あり
- 持続的炎症状態(PASC/Long COVID):感染でも接種でも、「スパイクが消えた後も炎症が続く」事例あり
🔬では、それをどう区別するのか?
💡【現状の臨床では、以下が主な判断軸】
判別法 | 説明 | 限界 |
---|---|---|
時期的関連性 | 発症が感染直後か、ワクチン接種後か | 時期が重なると判断困難 |
抗体プロファイル | 感染者はN抗体も陽性、ワクチン接種者はS抗体のみ | 市販抗体検査では測定困難 |
遺伝子検査(PCR) | 感染によるRNA残存の確認 | 急性期以外では検出困難 |
自己免疫マーカー | 抗自己抗体の出現(例:抗GAD、抗MOGなど) | 非特異的・背景因子も影響 |
組織検査 | ごくまれにスパイク抗原の沈着確認例あり | 実用性に乏しい |
🧠 複雑さの本質:スパイク単体に生物毒性があるのか?
- スパイクタンパクは単独でもエンドセリン放出を促し血管収縮・炎症を誘導する。
- 脳血管の内皮細胞において、スパイクがtight junctionを破壊する作用がある。
- TLR4(およびTLR2/6)を介して自然免疫を刺激し、炎症を増幅する。
- マウスモデルではスパイク注射単体で脳浮腫・炎症が誘発された報告もある。
👉 つまり、感染でも接種でも「スパイクが暴れる」ことが共通のリスク源となる可能性は否定できない。
🧩哲学的に言えば…
自然感染と人工スパイク誘導は、「根は同じ毒」の違う道筋である。
感染では多段階の暴露があり、重症度が高いが多様な抗原に反応する
接種では単一抗原だが、特定の器官に集中した発現が起こる場合がある
✅ 結論(現時点での科学的整理)
- COVID-19感染とワクチン接種の影響を「完全に区別する」のは困難である。
- 両者に共通するメカニズム(スパイク由来の内皮障害・炎症)が存在する。
- 区別には時系列・抗体・臨床経過の慎重な総合判断が必要だが、個別事例ではあいまいなことが多い。
- よって、「ワクチン後遺症」か「COVID後遺症」かの二元論的分離はあまり意味をなさない可能性もある。
さもありなん
「日本の99.9%以上の医師は、新型コロナウイルスのワクチンを少なくとも黙認した。これは後世に語り継がれるべき事実である。当時の医師は、地域の人々から厚い信頼を寄せられ、また彼らの中には家庭で立派な親である者もいた。」edited by GPT-4