元2025 8月 台湾
・解析対象となった35人の測定では、スマートウォッチと水銀血圧計の差は平均で収縮期血圧1.8mmHg、拡張期血圧0.7mmHgと小さく、国際基準を満たしていた。・また、麻痺のある腕でもない腕でも測定精度に違いはみられなかった。ごく一部の患者では測定ができなかったが、大半の人で安定した測定が可能であった。
測定精度が上がった主な理由
1) センサーの複合化とハードの進化 PPG(光)に加えてECG(心電図)を併用し、心室収縮から末梢脈波までの時間(PTT)を利用できるようになった。対象機は背面+側面に2つのPPG、さらに側面にECG電極を備え、光学フロントエンドにTI AFE4900を採用、250Hzで脈波を取得している。これにより微細な波形や到達時間を正確にとらえ、推定の基盤が安定した。 2) 機械学習とキャリブレーション 取得した波形を多変量回帰(機械学習)で血圧に変換し、初回は基準血圧でキャリブレーションして個体差を補正する方式。これがPPG単独より誤差を縮めた。 3) 測定手順の標準化(ノイズ低減) 国際規格ANSI/AAMI/ISO 81060-2:2018に沿って検証し(カフレス用に一部調整)、手関節を心臓の高さに保持し、手首から約2cmの位置に装着するなど、体位差や装着位置ズレによる誤差を抑えた。この論文のスマートウォッチ(ASUS VivoWatch SP)の参考価格
- 日本の出品例(Amazon.co.jp):55,396円(新品・出品者経由の掲載例)。価格は在庫や出品者で変動。
- 海外の実売レンジ(参考): ・最安比較レポート:$337.16(Klarnaの最安表示)。 ・マーケットプレイス:$340〜$399前後の出品が複数(eBayの最近の例)。
- 発売当初の国内価格(参考情報):46,620円(2021年当時のASUS Store/Amazon案内)。現在は為替や在庫で上下。
目安として、国内は5万〜6万円台、海外は330〜400ドル台の相場感が多い印象です(時期と在庫で変動)。