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2025年9月16日

麻痺手を“なんとなく”動かすだけでは回復しない──慢性期リハの冷徹な現実

2025  8月  アメリカ


脳卒中のあと、長い時間がたってからでも運動やリハビリが役に立つのかどうかは、よくわかっていなかった。

多くの研究は新しいリハビリ法を試すときに「実際の治療」と「普通のケア」を比べるが、普通のケアを受けた人たちがどれくらい良くなるかについては、はっきりとした数字が示されていなかった。

そこで、過去の試験で「コントロール群」と呼ばれる普通のケアを受けた人たちだけを集めて、腕の動きがどのくらい変化するかをくわしくしらべてみたそうな。



2000年から2020年に出た臨床研究を探し、脳卒中後3か月以上たった人を対象に、上肢の動きを調べる検査(Fugl-Meyer上肢評価:FMA-UE)の結果が載っているものを集めた。

20件の研究、合計368人分の「コントロール群」のデータをまとめ、前後でどのくらいスコアが変わったかを比べた。
ロボット訓練や特殊な集中的リハビリでのコントロール群は除外し、日常的な運動や一般的なケアだけにしぼった。



次のことが分かった。

* 平均して FMA-UEスコアが+0.9点 改善したが、誤差の範囲内といえる小さな変化であった。

* 効果の大きさを示す数値(効果量)は 0.11 と、ほぼ「効果なし」といえるレベルであった。

* ただし、リハビリの時間が長いほど少しは良くなる傾向は見られた。

* しかし、実際の臨床で意味があるとされる改善幅(4〜7点程度)には届かなかった。


慢性期の脳卒中患者が、一般的な運動や通常のケアだけを続けても、腕の動きが大きく良くなることはほとんど期待できないことがわかった。
つまり「なんとなく体を動かす」だけでは不十分であり、特別なプログラムや集中的なリハビリが必要である、


というおはなし。

麻痺手の活用



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感想:

『日常生活のなかで麻痺手をよく使うよう心掛ける程度では機能改善はまず期待できないってことね。』


以下、医師国家試験正答率98%AIの進化版GPT-5の回答コピペ↓


はい、その理解でほぼ正しいです。

この論文の結果によると:

  • 「日常生活で麻痺手を意識して動かす」程度の一般的な活動や通常ケアだけでは、腕の機能はほとんど改善しない
  • 実際の改善幅は +0.9点(平均) で、臨床的に意味のある改善(4〜7点以上)には遠く及ばなかった
  • つまり「生活の中で自然に動かすだけ」では、慢性期の脳卒中では機能改善はまず期待できないという結論になる

ただし誤解してはいけないのは、

  • これは「まったく無駄」という意味ではなく、新しい障害が増えるのを防ぐ効果(廃用予防や健康維持)はある
  • けれども「動きを取り戻す」という意味では、集中的で特別に設計されたリハビリ(CI療法、課題特異的訓練、ロボット訓練など)が必要
ということです。

👉 こうまとめてもよさそうです:

「日常生活で麻痺手を少しずつ使うのは大切だが、それだけでは回復は望みにくい。腕の動きを取り戻すには、やはり専門的なリハビリの力が欠かせない。」



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