元2026 1月 台湾
・条件をそろえた後でも、各群137,407人という大規模比較になった。・3年以内の新規心房細動/粗動は、ビタミンD不足が続く群のほうが明らかに多かった(リスクは約1.8倍)。発作性・持続性・永続性といったタイプ別に見ても、だいたい同じ方向で増えていた。・さらに、ビタミンDが低いほどリスクが上がる傾向が出た。基準(30以上)に比べて、20–30でも上がり、10–20や10未満ではより上がる、という形である。・脳卒中に関係する点として、虚血性脳卒中も不足群で増えていた。肺炎も不足群で増えており、ビタミンD不足で起きやすいとされる病気が同じ方向に増えていることを確認した。・また、脂質異常症がある人では、ビタミンD不足とAFの結びつきがより強い可能性が示された。
『さいきん、鮭にビタミンDがおおいことを知り、よく食べるようになりました。どんな鮭を選ぶべきか知りたいので鮭の種類と含まれるビタミンDの量についてくわしく教えてください。』
1) 鮭の種類ごとのビタミンD量(目安、可食部100gあたり)
日本の食品成分データベース(八訂増補2023年)に載っている数値を中心に並べる。
・べにざけ(紅鮭)生:33.0 µg
・しろさけ(白鮭)生:32.0 µg
・ぎんざけ(銀鮭)養殖 生:15.0 µg
・にじます(虹鱒)淡水養殖 皮つき 生:12.0 µg
・さくらます(桜鱒)生:10.0 µg
・たいせいようさけ(アトランティックサーモン)養殖 生
皮なし:7.3 µg
皮つき:8.3 µg
加熱の例(同じ紅鮭でも「焼き」は水分が抜けて100gあたりは上がりやすい)
・べにざけ 焼き:38.0 µg
ここまでで分かるのは、「一般に“紅鮭・白鮭”が高め、刺身でよく見る“アトランティックサーモン”は低めになりやすい」という大枠である。
2) 養殖は少ないのか(どれくらいブレるのか)
養殖サーモンは、飼料設計の影響が大きく、ビタミンDが低めになりやすいことが報告されている。実測でも、養殖は数µg/100g台~10µg/100g前後、野生は10µg/100g台まで上がることがある、というレンジが示されている。
つまり「養殖=必ず低い」と決め打ちはできないが、「養殖は低めに寄りやすく、年や産地でブレやすい」が現実に近い。
3) どんな鮭を選ぶべきか(再現性が高い買い方)
目的が「ビタミンDを稼ぐ」なら、次の優先順が分かりやすい。
A. まず種類で選ぶ(再現性が高い)
・紅鮭(べにざけ)や白鮭(しろさけ、秋鮭系)の切り身を優先する:30µg/100g前後のゾーンに入りやすい
・銀鮭(養殖)は中くらい:15µg/100g
・刺身サーモンで主流のアトランティックサーモンは「ビタミンD目的」だと効率が落ちやすい:7~8µg/100g
B. 次に「皮」を捨てない(小さく効くが積み上がる)
同じアトランティックでも皮つきの方がビタミンDが高い(7.3→8.3 µg/100g)。差は小さいが、毎回の積み上げとしては合理的である。
C. 「100gあたり」の見かけに惑わされない(食べる量で決まる)
焼き魚は水分が抜けるので100gあたりの値は上がりやすい。だが実際は「一食で何g食べるか」で総摂取量が決まる。
例として、紅鮭は生33µg/100g、焼き38µg/100gと上がる。
だから調理法は「上げる魔法」というより、「食べやすくして量を確保する手段」と捉えると事故らない。
D. 表示ラベルで最終確認する(実務で強い)
・「養殖」の表示があるか
・名称が「紅鮭」「秋鮭(白鮭)」「銀鮭」「トラウトサーモン」「アトランティックサーモン」のどれか
この2点で、だいたいビタミンDの期待値は読める。🐟
