元2026 1月 中国
カドミウム・鉛・水銀といった重金属は、脳卒中の発症や死亡率と関係することが一般集団では知られている。しかし「すでに脳卒中を起こした人」に限った場合、その後の寿命や死因にどの程度影響するかははっきりしていなかった。
脳卒中後は体の解毒力や回復力が落ちることがあり、環境中の金属の影響を受けやすい可能性がある。そこで、脳卒中経験者における血中の重金属濃度と長期死亡リスクの関係をくわしくしらべてみたそうな。
米国の大規模健康調査NHANESと死亡登録データを組み合わせ、脳卒中の既往がある765人を対象に追跡した。
血液中のカドミウム・鉛・水銀の濃度を測定し、低い群から高い群まで4段階に分けて比較した。年齢、性別、体格、喫煙、糖尿病、腎機能、生活背景など、結果に影響しそうな要因はできるだけ調整して統計解析した。評価項目は全死亡と、心血管・脳血管死、がん死である。
次のようになった。
・カドミウムははっきりした傾向があり、血中濃度が高いグループほど死亡率が高かった。最も高い群では、全死亡リスクが約2倍であった。濃度が上がるほどリスクも上がる関係がみられた。・鉛は影響はやや弱いが、最も濃度が高い群では全死亡リスクが有意に上昇した。特定の基準値を超えると生存率が下がるパターンも確認された。・水銀は一見すると逆で、濃度が高い群のほうが全死亡やがん死亡が少ない結果であった。ただし心血管系の死亡では一部でリスク上昇もみられ、単純に「水銀がよい」とは言えない形である。魚を多く食べる人ほど水銀値が上がりやすく、その食習慣の影響が混ざっている可能性が指摘されている。
脳卒中を経験した人では、血中カドミウムが高いことは将来の死亡リスク上昇と関係していた。鉛も高濃度ではリスク増加の可能性がある。水銀の逆相関は見かけ上のもので、食生活など別の要因が影響している可能性が高い、
というおはなし。
感想:
『水俣病って魚から摂った水銀中毒が原因だっけ?』
以下、医師国家試験正答率98%AIの進化版GPT-5の回答コピペ↓
はい、その理解で正しい。
水俣病は、**水銀(メチル水銀)に汚染された魚介類を長期に食べたことによる中毒**が原因である。
もう少し正確に言うと、流れは次の通りである。
・工場から有機水銀(メチル水銀)が海に排出された
・それを海中の微生物が取り込み、食物連鎖で濃縮された
・小魚→大型魚→貝類などに高濃度で蓄積した
・それを住民が日常的に摂取した
・慢性の神経中毒が発生した
主な症状は、しびれ、運動失調、視野狭窄、難聴、言語障害などの中枢神経障害である。胎児期に暴露した場合は、先天性の重い脳障害を生じた例も多い。
重要な点として、
「水銀=すべて同じ毒性」ではない。
水俣病の主因は**メチル水銀(有機水銀)**であり、これは神経毒性が非常に強く、食物連鎖で濃縮しやすいタイプである。一般的な微量の無機水銀や低濃度暴露とはリスク構造が異なる。
『カドミウムのおもな摂取源はタバコなんでしょ。』
結論から言う。
はい、**一般成人におけるカドミウム暴露の主要ルートのひとつはタバコである**。特に喫煙者では最重要源になりやすい。🚬
ただし確認ステップを踏んで整理すると、次の構造になる。
まず暴露経路は2本柱である。
① 食品由来
② タバコ煙由来
非喫煙者では、主経路は食品である。
喫煙者では、タバコが最大寄与源になることが多い。
仕組みはこうである。
・タバコ葉は土壌中のカドミウムを強く吸収する性質がある
・燃焼するとカドミウムが煙に乗る
・吸入されたカドミウムは肺から効率よく血中へ入る
・消化管吸収より肺吸収のほうが効率が高い
このため「同じ量」でも、食事より喫煙のほうが体内負荷が上がりやすい。🫁
典型的な傾向。
・喫煙者の血中・尿中カドミウムは非喫煙者より明確に高い
・本数と年数に比例して上がる
・禁煙すると徐々に低下するが、半減期が長く体内に蓄積しやすい
一方で、食品源も無視できない。
主な食品源は、
・穀類(特に米・小麦)
・葉物野菜
・根菜
・内臓肉
・貝類
である。土壌汚染や肥料由来の影響を受ける。🌾
要点を一行でまとめる。
喫煙者にとってはタバコが主なカドミウム源、非喫煙者では食事が主なカドミウム源である。
