昨日、地元の警察署で免許更新をしたときのこと。
申請書には病気の申告欄があって、
"意識障害をともなう病気になったことがある"、
の項目番号と
すでに済んでいる適性検査実施日を記して提出した。
しばらくして名前を呼ばれカウンターへ行くと
事務員風のおばちゃんに
『適性検査日以降に同様の病気になったことはありませんか?』
『医師に運転を止められてはいませんか?』
『失礼ですがどんなご病気ですか?』
と訊かれた。
なんだい、医師でもないのに人の病名を訊いて
あんたになにかわかるのかい?
だいいちオレが正直に答えているかどうかなんて
どうやって裏をとるつもりなんだ?
と心のなかで思ったけれど黙っていた。
でもしばらくして思った。
こういう曖昧さがあるおかげで
自分のような脳卒中経験者でも車の運転を許されているのだと。
もし自分が政治家で健康であったなら、
片麻痺の自動車運転禁止を主張していたかも知れない、と思う。