この病気を経験すると、
程度の差こそあれ ほとんど皆、何らかの後遺症を抱える。
また、病名が持つインパクトの大きさから
人生でとても重大な局面に遭遇しているという実感を持つ。
その危機感が 後遺症による不全感をさらに拡大する。
やがて活動的でなくなり
家にひきこもって内省的な生活を送りがちになる。
そういう自分を客観視すると
寺で瞑想に励む 禅僧のイメージが重なってくる。
同じ脳卒中経験者のブログを読むと、
心なしか人生についての考察記事が多い。
このような傾向は悪いことではないと思う。
人ゴミを好み
おしゃべりが大好きで
やたらと陽気な禅僧がいたとしら
そんな坊主のいる寺に参拝したいとは思わない。
自分は脳卒中をきっかけに出家して
禅僧になったんだ、
と思うと
日々うつうつとしている自分が自然に思えてくる。
ついでに
そうだ ここはあのジメジメした惑星ダゴバで
自分はいま 日々瞑想に励みフォースの修行をしているんだ、
そんな風に思うことにしている。