~ 5000超の記事をシンプルな単語で検索するよ!

2011年9月10日

アパシー:無気力・無感動な態度。またはその状態。


Apathy in acute stroke patients.
2011  9月  ポルトガル



脳卒中患者のアパシー(無気力、無関心)の特徴について調べたそうな。



94人の急性期脳卒中患者(脳出血22人、脳梗塞72人)と

冠動脈患者50人について比較したところ、



次のことがわかった。

・脳卒中患者の38%がアパシーになる。

・冠動脈患者も その24%がアパシーになった。

・脳卒中患者は冠動脈患者に比べアパシーの自覚が低かった。

・脳出血、低学歴、右脳損傷だとアパシーになりやすい。

・認知障害、うつ とアパシーとの関連はなかった。

・アパシー患者の予後は良くなかった。


というおはなし。

アパシーの図

感想:

アパシーと うつの違いを調べてみると

『生活全般に対する無気力・無関心を示すうつ病とは異なる。また、うつ病はしばしば睡眠障害を伴うのに対し、アパシーの場合、昼夜逆転生活になっても睡眠はとることができる。』


とある。


また

『日常生活の喜怒哀楽から離れ、世界の秩序を観照する平静な精神状態を示すギリシア語の“apatheia”という語に由来する。』


という意味もあり、 こっちの方がカッコイイと思う。

ご意見 ご感想はこちら

名前

メール *

メッセージ *