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2012年4月2日

急性期脳卒中患者のあたまに乾電池の電極を貼ってみた


Transcranial direct current stimulation of the affected hemisphere does not accelerate recovery of acutestrokepatients.
2012  3月  イタリア




経頭蓋直流電気刺激tDCS)の慢性期脳卒中患者への適用例はよくある。


急性期脳卒中患者に試してみたそうな。


50人の脳卒中患者について、

発症翌日からtDCS治療を始めた。


損傷側の脳へ乾電池のプラス電極を貼り、

20分間通電する。


半数(25人)には偽の電気刺激を与える。


これを5日間続けて、直後と3ヶ月後の

回復具合を評価、比較した。



その結果、

・両グループ共に著しい改善を見たものの、

・偽刺激グループとの違いはまったく見られなかった。





急性期脳卒中患者にtDCS治療は

効果がないことがわかった、


というおはなし。





感想:

乾電池の電極をあたまに貼るという 

一見 奇妙な この治療法を、


真剣に研究している人たちが思いのほか多く居る。


その事実 に興味が惹かれる。



写真:tDCS

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