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2012年5月7日

rTMSリハビリで脳の回路が変わる


rTMS with motor training modulates cortico-basal ganglia-thalamocortical circuits in stroke patients.
2012  3月  韓国




反復経頭蓋磁気刺激(rTMS)の脳卒中リハビリ効果を

脳機能画像検査で確認してみたそうな。



21人の脳卒中片麻痺患者を

・rTMS刺激

・偽のrTMS刺激

の2グループに分けて手の指運動のリハビリを行った。



rTMS刺激は10Hzのパルスを1000発、

ダメージ側脳の運動野に当てた。

これを10日間継続し、

その前後での脳機能MRI検査を行った。



その結果、

・本刺激のグループでは偽刺激グループに比べ

 指を動かす正確さが著しく向上した。


・本刺激グループでは脳の皮質-視床-尾状核に渡る活動領域に変化が生じた。


・本刺激グループの病側脳の活動が増強された。




10日間の高頻度rTMS治療と運動リハビリにより

運動機能の向上のみならず、脳の活動領域も変化することがわかった、


というおはなし。





感想:

1回あたり10ヘルツ1000発なので、

要する時間は100秒→わずか1分半。


こんなに短い時間で

効果がでるのだから

まさに奇跡の治療法。


すぐに担当のリハ医に相談しなくちゃね。



オマケ:わたしの右手の指を動かしている時の脳の活動

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