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2012年8月5日

鍼治療は麻痺側に打つべきか、健常側に打つべきか…


Contra-lateral needling in the treatment of hemiplegia due to acute ischemic stroke.
2012  8月  中国




脳卒中片麻痺に鍼治療を行う際、

麻痺側の手足に鍼を打つのか、

それとも健常側に打つべきなのか実はよくわかっていない。


それを調べてみたそうな。




106人の脳梗塞患者を次の3グループに分けた。

健常側に鍼を打つグループ45人

麻痺側に鍼を打つグループ45人

・鍼だけ打たないグループ16人


各グループとも1日45分間×30日間治療を行った。




次のことがわかった。

・奏効率は健常側48%、麻痺側31%、鍼なし19%だった。

・神経障害スコアは健常側グループがいちばん下がった。

・自立度、運動機能も健常側グループがダントツに向上した。




脳梗塞後の片麻痺を鍼治療する際には、

麻痺していない方の手足に鍼を打った方が

より効果的であることがわかった



というおはなし。





感想:

ものすごく基本的に思えることに未だ合意がなくて、


しかもどっちに打っても ほどほどに効果が上がっている。


感覚麻痺した手足に鍼を刺しても

チクリとする実感がないぶん効果も下がる…



そう考えると、

脳卒中の鍼治療効果って、

まさに "気"のせい なんだと思う。

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