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2026年4月10日

心房細動と診断された人の6割超が多剤併用だった

2026  4月  フィンランド


心房細動は、脳卒中、とくに心原性脳塞栓症の大きな原因になる不整脈である。しかも心房細動のある人は、高血圧、糖尿病、心不全、脂質異常症などをいくつも抱えていることが多く、どうしても飲む薬が増えやすい。

一般に5種類以上の薬を同時に使う状態は多剤併用と呼ばれ、転倒や体の衰え、副作用などとの関連が知られている。

しかし、心房細動の患者で実際にどのくらい多剤併用が多いのか、また年々どう変わってきたのかは、十分にはわかっていなかったので、フィンランド全国規模のデータを使ってくわしくしらべてみたそうな。

2026年4月9日

脳卒中が多かった群の食事に共通点 高炎症食で4.82倍という衝撃

2026  3月  中国


心臓や血管の病気では、食事が状態に影響することはよく知られている。だが、実際にどんな食事をしている人で、脳卒中や心血管イベントが多いのかを、患者データから具体的に見た研究はまだ多くない。

そこで、心臓や血管の病気をもつ患者を対象に、食事のリスクの違いと、その後の心血管イベントとの関連を調べた。食事の炎症の起こしやすさを示す DII を使い、食事を低リスク、中リスク、高リスクに分けて比較してみたそうな。

2026年4月8日

心原性か動脈硬化かで違うはずなのに…血栓回収後の結末はなぜ同じなのか

2026  4月  中国


脳底動脈閉塞は脳梗塞全体の約1%だが、重い後遺症や死亡につながりやすい重症の脳卒中である。

近年、脳底動脈閉塞に対する血栓回収療法の有効性は示されてきたが、治療後の回復には大きな差がある。後方循環の脳梗塞では、主な原因として心原性塞栓と大血管アテローム血栓性があるものの、この2つで治療成績に差があるのかははっきりしていなかった。

そこで、ATTENTION registry を用いて、病因の違いが血栓回収療法後の転帰に影響するかをくわしくしらべてみたそうな。

2026年4月7日

くも膜下出血の部位別死亡率 なぜその場所だと助からないのか?

2026  4月  フィンランド


くも膜下出血のうち、破裂脳動脈瘤によるものでは、動脈瘤がどこにあるかによって死亡率が違う可能性が、これまで地域ごとの病院ベース研究で示されてきた。

しかし、病院に到着する前に死亡した症例まで含めた住民ベース研究では、破裂脳動脈瘤の部位によって致死率が異なるのかどうかは、ほとんど分かっていなかった。

そこで、フィンランドとニュージーランドの全人口データを用いて、破裂脳動脈瘤の部位ごとに、くも膜下出血の致死率およびその経時的変化に違いがあるかをくわしくしらべてみたそうな。

2026年4月6日

脳卒中後の運転事故は「反応の遅さ」ではなかった 見落とされる本当の危険因子

2026  3月  アメリカ


脳卒中のあとでも、運転を再開する人は少なくない。実際には、脳卒中後1年以内にかなりの人が運転に戻る一方で、正式な運転評価を受けずに再開している人も多い。

そこで、脳卒中後の運転の危なさに、左脳と右脳のどちらの損傷か、注意障害、実行機能低下、失語がどう関わるのかをくわしくしらべてみたそうな。

2026年4月5日

脳卒中後の認知コントロールの低下は前頭シータが弱いせい?

2026  3月  ドイツ


脳卒中では、まひだけでなく、注意や我慢、切り替えといった実行機能の低下が慢性期まで残ることがある。こうした認知コントロールの障害を客観的にとらえることは、リハビリを考えるうえで重要である。 

前頭正中シータ波 FMΘ は、反応抑制などの認知コントロールに関わる脳活動の指標とされる。一方、脳卒中後にこのFMΘが課題中にどう変化するかは、十分にわかっていなかった。そこで、慢性期脳梗塞患者でFMΘの変化をくわしくしらべてみたそうな。

2026年4月4日

脳卒中後の肩の痛み、骨や筋肉のせいだけではなかった

2026  3月  トルコ


脳卒中のあとに起こる肩の痛みはよくある問題であり、リハビリの進み方や日常生活のしやすさを大きく左右する。これまでは、痙縮、肩の亜脱臼、関節のこわばり、腱板のはさまりこみなど、肩そのもののトラブルが主な原因と考えられてきた。

だが最近は、それだけでは説明しきれず、神経そのものの痛みや、脳や脊髄が痛みに敏感になっている状態も関係しているのではないかと考えられている。そこで、脳卒中後に肩の痛みがある人とない人を比べて、その違いをくわしくしらべてみたそうな。 

2026年4月3日

ワクチン後の脳出血はなぜ問題なしとされたのか

2026  3月  香港


新型コロナのmRNAワクチンのあとに脳出血が起きることがあるのかについては、これまでの研究でも結論が分かれている。リスクが上がるとする報告もあれば、変わらない、あるいは下がるとする報告もある。

そこで、「もしワクチンに関係した特別な仕組みで脳出血が起きているなら、その後の経過も普通の脳出血とは違うのではないか」と考え、 

ワクチン接種後に起きた脳出血と、ふつうに起きた脳出血とで、その後の死亡や体の不調の増え方に違いがあるかをくわしくしらべてみたそうな。

2026年4月2日

脳卒中の回復は3か月で決まるのか? 論文が示した意外な6か月後

2026  3月  インド


脳卒中のあと、体の動きや日常生活の力がどのように戻っていくかはとても重要である。ところがインドでは、脳卒中後の回復を mRS という指標で追い、時間とともにどう変わるのか、何が回復の差を生むのかを詳しく見たデータは少なかった。

これまでの研究は病院ごとの小規模なものが多く、回復を左右する要因まで十分に調べられていなかった。そこで、インドの軽症から中等症の脳卒中患者を対象に、回復の流れと、その後の機能予後に関わる要因をくわしくしらべてみたそうな。 

2026年4月1日

脳卒中AI診断は本当に使えるのか? 4大ツール比較で見えた実力差

2026  3月  ポーランド


急性期脳梗塞では、診断や治療が少しでも遅れると、そのぶん脳へのダメージが大きくなる。そのため、非造影CT、CTA、CTP などを使ったすばやい画像評価が重要である。だが実際には、いつでも熟練した神経放射線医が対応できるとは限らず、画像の見落としや判定のばらつきが問題になりうる。 

そこで近年は、Brainomix e-Stroke、Aidoc、RapidAI、Viz.ai などのAI診断支援ツールが使われるようになってきた。これらは大血管閉塞の検出、ASPECTS の自動評価、灌流解析による虚血コアやペナンブラの推定などを行い、診療を早めたり、判断をそろえたりすることが期待されている。とはいえ、企業寄りの報告も少なくなく、製品どうしを公平に比べた研究も十分ではない。

そこで、主要な脳卒中AIツールについて、診断精度、ワークフロー改善、費用対効果を文献ベースでくわしくしらべてみたそうな。

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