元
Stroke prevention surgery less effective than meds, lifestyle change
2013 10月 アメリカ
脳の血管が狭くなって脳卒中やTIAを何度か起こした患者にはステントを置いて血管を拡げる手術を行うことができる。
このステント治療の効果を検証してみたそうな。
脳内に狭窄度70%以上の血管がありこれまでに脳卒中やTIAを何度も繰り返している患者451人について、ステント留置グループ、ステント無しグループに分けてその後の再発を追跡調査(SAMMPRIS試験)した。
両グループ共に、抗血栓薬の投与と、運動、禁煙、食事といった生活改善指導を行った。
次のようになった。
・2年後、脳卒中の再発はステントなしグループではるかに少なかった。
・計画ではもっと長く追跡調査する予定だったが、あまりに明らかな結果だったのですでに2年前に実験を中止した。
脳内ステントによる脳卒中予防はまったく効果がないばかりか非常に危険であることが明らかになった、
というおはなし。