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2014年2月1日

孤立させると「死亡」 元気な相棒がいると「回復」


Social interaction plays a critical role in neurogenesis and recovery after stroke.
2014  1月  アメリカ

脳卒中後の他人との関わりは生活の質や死亡率に影響すると言われている。

そこで、梗塞の大きさを含めた脳への直接の影響を調べてみたそうな。


ペアで2週間飼っていたネズミを人為的に脳梗塞にしたのちすぐに、次の3グループに分けた。

*1匹だけにする
*脳梗塞ネズミとペアにする
*健康ネズミとペアにする

そして3日後の梗塞の大きさ、30日後の生存率を調べた。

比較のため、脳梗塞後3日間1匹だけにした後、上記3グループに分けた場合についても検証した。


次のようになった。

・脳梗塞後すぐの孤立化で梗塞の大きさと死亡率が著しく増大した。

・健康ネズミとペアにした場合は脳梗塞ネズミと一緒よりも死亡率はずっと低かった。

・梗塞後3日間孤立させた場合、その後のペア分けに関わらず梗塞の大きさは同じだった。

・健康ネズミと一緒にすると、他の2グループよりも行動回復と神経成長を示すタンパク質の増加が著しかった。


脳卒中のあとの環境がとっても大事、


というおはなし。
写真:梗塞の大きさ


感想:

・元気になってもらいたかったら個室に入れてはいけない。

・身近に脳卒中患者がいたら同情して一緒にクヨクヨしてはいけない。

ってことかな?

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