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2014年8月23日

クモ膜下出血になったとき手術をスルーされる患者の特徴


Insurance Status Is Associated with Treatment Allocation and Outcomes after Subarachnoid Hemorrhage.
2014  8月  アメリカ

クモ膜下出血は脳卒中のなかでも最も破壊的であるが、手術によって病状を和らげ死亡の危険性を下げることができる。

患者が加入している保険の種類
*プライベート保険
*メディケア(高齢者用国民保険)
*メディケイド(低所得者用医療保険制度)
によって治療法が変わるものなのか調べてみたそうな。


2003-2008の18歳以上の全米のクモ膜下出血患者2万人あまりのデータを解析した。


次のことがわかった。

・クモ膜下出血患者の66%には再出血を防ぐための手術が行われなかった。

・手術を受けなかった患者の死亡率は手術を受けた場合の2倍以上だった。

・高齢者用国民保険(メディケア)の利用者は手術を受ける割合が極端に低かった。


クモ膜下出血患者の3分の2は手術を受けていなかった。特にメディケアの患者で非常に少なかった。メディケア利用者が高齢、慢性病、障害持ちであることがこの種の偏りを生み出しているのかもしれない、


というおはなし。



感想:

保険がどうのというよりも、潜在的な生命力の多寡を外見的に読み取って対応を決めているってことと理解。

でも 死んでもいいから脳をいじくられたくはないわ。


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