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2015年8月30日

手の痙縮を解く低周波治療器の効果的使用法が判明!


Effects of a 12-hour neuromuscular electrical stimulation treatment program on the recovery of upper extremity function in sub-acute stroke patients: a randomized controlled pilot trial.
2015  8月  中国
脳卒中患者の上肢への神経筋電気刺激療法(NMES)は刺激時間が長いほど効果的であるという報告がある。

そこで、12時間コースを作って効果を調べてみたそうな。


脳卒中亜急性期で片麻痺の患者45人を3グループに分けた。

*12時間NMES+通常リハビリ
*30分間NMES+通常リハビリ
*通常リハビリのみ

12時間NMESグループは関節が動かない程度の弱い電気刺激を肩へ、夜の就寝中に継続する。30分間NMESグループは日中に刺激する。

これを週6日x4週間続けたのち運動機能、痙縮度を比較したところ、


次のようになった。

・12時間NMESグループで手や手首の運動機能、痙縮度がもっとも改善された。

・肩や肘の改善度にグループ間の差は見られなかった。


12時間NMESグループで上肢の 特に手や手首の運動機能がより改善した。この治療法は就寝中にできるので超おすすめ、


というおはなし。



感想:

ふつう治療時間の上限は医療機関の都合で決まるから12時間はありえない。

そこで低周波治療器の電極を肩に貼って、いちばん弱い設定にして寝る。朝起きたら手が動く。

こういうアイデアは好きだな。

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