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2015年10月5日

障害の残らない梗塞の大きさが明らかに


Final infarct volume discriminates outcome in mild strokes.
2015  10月  アメリカ

軽症の脳梗塞から完全回復できる梗塞の限界の大きさを調べてみたそうな。


神経症状の軽い脳梗塞患者65人について最終的な梗塞の体積と回復度との関連を解析した。

日常生活指標である修正ランキンスケール( modified Rankin scale )を使って、

mRS 0-1 障害なし と mRS 2-6 障害あり、の境目になる最大の梗塞体積を求めた。


次のようになった。

・障害が残るか否かを決める梗塞体積は20mLとなった。

・梗塞体積20mL未満では82%の患者が障害なしだった一方、

・20mL以上では障害なし患者は36%にとどまった。

・この関連は年齢、性別、神経症状の重さに依らなかった。


軽症脳梗塞患者の場合、のちに障害が残らない最大梗塞体積として 20mLが最適だった、


というおはなし。

図:修正ランキンスケール


感想:

すこし前のこの記事↓では 39mLだったが mRS 0-2 を回復良好としていたから、つじつまはあう。
のうこうそく この体積なら だいじょうぶ
ちなみに 20mLって直径3cmくらいの球に相当する。

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