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2013年9月7日

tDCSは電極を間違えると脳梗塞が拡大することが判明


Safety and Efficacy of Transcranial Direct Current Stimulation in Acute Experimental Ischemic Stroke.
2013  8月  イタリア

経頭蓋直流電気刺激(tDCS)治療はもっぱら慢性期脳卒中患者でのみ行われている。
そこで、急性期に適用した場合の安全性、効果について調べてみたそうな。


ネズミについて、磁気共鳴スペクトロスコピーで脳の代謝状況を確認したのち、人為的に脳梗塞にしてtDCSを施した。
プラス極、マイナス極、偽電極でのそれぞれの代謝への影響も同様に測定した。

次のようになった。

・マイナス極刺激のときに梗塞領域が最も小さく、炎症も抑えられ、回復も早かった。

・これはスペクトロスコピーでグルタミン酸代謝の変化として確認できた。

・一方、プラス極刺激の場合、梗塞が大きくなり、脳血液関門の働きも乱れた。


急性期脳梗塞へのtDCS治療に神経保護効果を確認した。
しかし、その極性、適用時期には注意が必要である、

というおはなし。

図:tdcs電極と脳梗塞体積


感想:

こんなはなし いままで耳にしたことがない。

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