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2014年4月16日

注意負荷を与えたときの歩き方の特徴


Comparison of gait parameters across three attentional loading conditions during timed up and go test in stroke survivors.
2014  4月  マレーシア

注意負荷を与えた時の歩行への影響を調べてみたそうな。


平均年齢60の脳卒中経験者20人について、タイムアップアンドゴー テストをおこなった。

次の3種類の各条件を追加した場合について、

*そのまま
*水を入れたコップを持たせる(運動注意負荷)
*直前に指定した数字からの連続引き算をさせる(認知注意負荷)

各々の歩行パラメータを測定し、比較した。


次のようになった。

・注意負荷を与えたときに 歩数と要する時間が著しく増えた。

・方向転換時の歩行パラメータに大した差はなかった。

・これは麻痺側、健側への方向転換に依らなかった。


脳卒中経験者へ注意負荷を与えたときの歩行への影響を観察できた、


というおはなし。



感想:

こんなもんじゃない、と思った。

脳卒中になるとマルチタスクがとても難しくなる。

入院中、
療法士さんに付き添われて廊下を歩行訓練しているとき、前方遠くから人が歩いてきただけで左腕が固まって脚が震えた。
また、歩行中に覗きこんだ部屋の様子に注意を奪われ、足を踏み出し忘れて転倒しそうになり抱えられた。

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