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2015年10月8日

ミューズ細胞 >iPS !? 脳梗塞が走りだす最新細胞治療とは


Transplantation of Unique Subpopulation of Fibroblasts, Muse Cells, Ameliorates Experimental Stroke Possibly Via Robust Neuronal Differentiation.
2015  9月  日本

ミューズ細胞は生体に存在していて およそどんな細胞にも変化することのできる幹細胞である。遺伝子操作を伴わないので腫瘍になる心配がなく、損傷した組織を自動的に修復してしまう能力も持つ。東北大学の研究チームが発見した

ミューズ細胞の働きをネズミで確かめてみたそうな。



人から採取したミューズ細胞3万個を 人為的に脳梗塞にしたネズミの脳に移植した。

80日以上フォローした結果、


次のことがわかった。

・ミューズ細胞は移植した脳組織に定着した。

・ネズミの神経症状および運動機能がミューズ細胞なしのグループに比べ明らかに改善した。

・ミューズ細胞は80日以降も生き続け、神経細胞に分化していった。

・腫瘍形成はまったく見られなかった。

・ミューズ細胞は知覚運動野から脊髄に伸びて、神経伝達を助けていた。


ミューズ細胞は移植後に神経細胞に変化し、新たな回路を形成して脳卒中の症状を改善した。この治療法は遺伝子操作を伴わない安全な方法である、


というおはなし。

図:ミューズ細胞

感想:

STAP細胞が話題になったときにその名を初めて聞いた。

調べるほど iPS細胞よりも優れている気がしてならない。この認知度の差は研究者のマーケティングセンスのちがいによるものだろうか。

STAP細胞と共に消し飛んだ印象があったけど、そのうちノーベル賞かな。

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