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2011年6月24日

"やればデキる" と "常に出来る" は別のはなし


Disparity Between Functional Recovery and Daily Use of the Upper and Lower Extremities During Subacute Stroke Rehabilitation.
2011 6月 イスラエル




リハビリ入院中の脳卒中患者がマヒした手足を

日常的にどの程度使っているのかを調べたそうな。



計60人の患者に3週間にわたり運動測定器を取り付け、

毎日のOT,PTのリハビリ時間を含めた歩数、上肢の運動合計回数を記録した。


また、比較のために40人の健常な高齢者についても同様の記録を行った。



その結果、


・この間に患者の上下肢の運動機能は著しく向上した。

・PTの時間を含め、毎日の歩数も増えた。

・しかし歩数の増加は主に、入院時に歩くことができず車椅子だった患者で起きた。

・健常人の毎日の歩数は脳卒中患者の17倍であった。

・PTの時間も通して上肢の運動回数は増えなかった。




上下肢の機能が向上したからといって

必ずしも日常的に使用するようになるとは限らないことがわかった、


というおはなし。






感想:

一度マヒになった手足は、かなり意識しないと動いてくれないものである。


タイピングの時や食事の時、

特に人の目がないと、左腕が下がったままのことがいまでもよくある。

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