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2013年8月25日

院内肺炎になる脳卒中患者には脳に共通点があった


Hospital acquired pneumonia is linked to right hemispheric peri-insular stroke.
2013  8月  アメリカ


脳卒中で入院後に罹る肺炎は主な合併症の1つである。
そこで、脳の損傷部位と院内感染性肺炎との関連を調べてみたそうな。


肺炎になった急性期脳卒中患者215人と、肺炎にならなかった患者で性別、年齢、神経症状のよく一致する別の215人について、脳の損傷部位との関連を比較、解析したところ、


次のようになった。

・肺炎グループには右脳損傷患者が多かった。

・非肺炎患者グループには左脳損傷患者が多かった。

・脳幹梗塞では肺炎グループ間の違いはなかった。

・特に、右脳の島皮質の梗塞と肺炎との関連が高かった。


右脳の島皮質は免疫の自律システムと関係があるんじゃないか、


というおはなし。

写真:島皮質

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