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2014年1月21日

時とともに脳の損傷部位は拡大し萎縮が加速する


Gradual Lesion Expansion and Brain Shrinkage Years After Stroke.
2014  1月  イギリス

脳卒中で損傷した組織が時が経つにつれどう変化するかはよく知られていない。

そこで、慢性期脳卒中患者の病変の体積と脳萎縮の変化を調べてみたそうな。


36-90歳、発症3ヶ月-20年の脳卒中経験者の異なる複数のタイミングで撮影した脳断面画像を収集し、病変の増大と脳萎縮変化の速度をコンピュータ解析した。


次のようになった。

・病変の体積は時間が経つほど大きくなった。

・病変の拡大スピードは1.59cm3/年だった。

・脳全体の萎縮スピードは0.95%/年で、主に損傷側の脳半球で起きていた。


脳卒中の病変の大きさは、加齢による以上のスピードで拡大してゆくことがわかった、


というおはなし。



感想:

10年くらいまえ、勤め先の同僚や友人の脳30人ぶんの体積を測定したことがあって、自分の脳の体積がダントツで一番大きかった。
だから萎縮が進むにしても時間的猶予がたっぷりあるような気がしている。

コレオレ

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