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2014年1月9日

身体パラフレニア患者のラバーハンド錯覚はどうなるのか?


The Rubber Hand Illusion in a patient with hand disownership.
2013  12月  オランダ

右脳の感覚運動野が梗塞になった78歳の患者が、左手の所有感に問題(身体パラフレニア)を抱えていた。

運動機能が回復した後も、この身体所有感の問題は残っていた。


そこで、ラバーハンド錯覚テストを左右おのおのの手について行い、どのような違いがでるか実験してみたそうな。


次のようになった。

・錯覚の程度は右手よりも梗塞と反対側の左手で顕著だった。

・左手をラバーハンドで錯覚させるためには視覚的な刺激だけで十分だった。


身体所有感覚に異常のある患者は、作り物の手をいとも簡単に自分の手と思い込んでしまうようだ、

というおはなし。


ラバーハンド錯覚とはこのこと



感想:

なっとくいかない。

普段自分のからだにぶらさがっている手ですら自分のものと認識できないのに、どうしてゴム手を横に置いただけで自分の手と錯覚すると言うのだろうか?
きっと触覚も鈍いはずだからなおさら錯覚しにくいと思うのだが…

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