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2015年8月15日

脳卒中の言語障害はウェルニッケやブローカのせいではなかった!


Predominance of caudate nucleus lesions in acute ischaemic stroke patients with impairment in language and speech.
2015  8月  スウェーデン

これまで言語機能は脳皮質の限られた領域(ブローカ野、ウェルニッケ野)が支配していると考えられてきた。近年、言語プロセスは皮質下を含めたもっと複雑なシステムからなることが指摘されている。

そこで言語障害を持つ脳卒中患者の脳損傷位置を、先入観なく詳しく調べてみたそうな。


脳卒中で言語障害があり、脳の断層画像もある患者データ34人分を解析したところ、


次のことがわかった。

・言語機能を司ると考えられてきたウェルニッケ野またはブローカ野に損傷のある患者は4分1以下に過ぎなかった。

・もっとも多かった損傷箇所は、皮質下の左側尾状核および放射冠だった。


言語機能処理には皮質以上に大脳基底核の働きが重要であることがわかった、


というおはなし。
図:失語症の脳部位

尾状核 尾状核


感想:

じぶんは右の被殻出血だけど、言葉がでにくくなることが明らかに多くなった。

そのせいかわからないけど、言葉でものを考えなくなった気がする。

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