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2016年10月31日

肥満の脳内出血患者 死亡率と機能回復度は


Obesity is associated with better survival and functional outcome after acute intracerebral hemorrhage.
2016  10月  中国

肥満は心血管疾患のリスク要因であるいっぽう 肥満だと心筋梗塞などでの死亡率が低くなるというパラドックスが報告されている。

脳内出血の場合にも肥満パラドックスがみられるものか 調べてみたそうな。


中国の37都市の脳内出血患者1571人ぶんの記録を解析したところ、


次のことがわかった。

・1571人のうち低体重109人、標準体重657人、過体重341人、肥満464人だった。

・標準体重にくらべ肥満だと12ヶ月後の死亡率が明らかに低く、

・3,12ヶ月後の要介護リスクも低かった。

・低体重、過体重については有意な関連はなかった。

脳内出血でBMI25以上の肥満患者の死亡率は標準体重患者にくらべ低く、機能回復がすぐれていた、


というおはなし。
図:肥満と脳内出血の予後

感想:

上の表みると標準体重がいちばん酷い。標準はベストではないんだな。

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