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2016年11月9日

ミューズ細胞を移植したら脳内出血が劇的によくなった


Neuro-regeneration therapy using human Muse cells is highly effective in a mouse intracerebral hemorrhage model.
2016  11月  日本

脳内出血で壊死した脳組織の治療に幹細胞治療がきたいされている。

これには胚性幹細胞やiPS細胞などの方法があるが 外部から遺伝子を導入する手間や腫瘍化のリスクがある。

いっぽう骨髄に含まれる幹細胞のひとつミューズ細胞にはこれらの問題はない。
そこでミューズ細胞の脳内出血治療効果を実験してみたそうな。




脳の被殻に血液を注入して脳内出血状態にした免疫のないネズミの脳に5日後 人から採集したミューズ細胞を注入した。

非ミューズの間葉系幹細胞と生理食塩水のみのグループも作成して比較した。


次のようになった。

・ミューズグループで水迷路スコアが劇的に向上し 運動機能も他の2グループに比べ明らかに改善した。

・移植細胞の生存率もミューズ細胞が有意に高く、神経細胞マーカーの反応も大きかった。

脳内出血治療にミューズ細胞を使用したところ 細胞は定着して神経細胞に分化し機能回復がもたらされた、


というおはなし。

図:Muse細胞の脳内出血治療効果

感想:

iPS細胞をつかってミューズ細胞を作れば 諸方丸く収まるんじゃないかな。↓
ミューズ細胞 >iPS !? 脳梗塞が走りだす最新細胞治療とは

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