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2017年1月27日

麻痺してない上肢はほんとうに麻痺していないのか?


Movement Kinematics of the Ipsilesional Upper Extremity in Persons With Moderate or Mild Stroke.
2017  1月  スウェーデン

脳卒中で損傷した脳半球と同側の手脚も麻痺の影響を受けるとする報告が増えてきている。

同側の麻痺の影響が日常生活動作にどの程度影響するものか調べてみたそうな。


軽症脳卒中患者40人と健常者20人について、
発症間もない頃と3ヶ月後の水飲み動作を3Dモーション解析した。




次のことがわかった。

・脳卒中患者の半数で同側の動作が健常者にくらべ あきらかに劣化しており、脳卒中の重症度と関連がつよかった。

・同側上肢の運動は遅く、ぎこちなく、減速に時間を要していた。

・この劣化は時間とともに改善し、3ヶ月後には健常者とほぼ同じレベルに戻っていた。

脳損傷と同側の上肢運動は日常生活動作レベルで劣化していた。この影響は脳卒中の発症初期と運動障害が強い場合に顕著だった。これからは同側上肢を健常手と思わないほうがいいかも、


というおはなし。
図:同側上肢の水飲み運動

感想:

これ↓思い出した。
たとえば左手が麻痺した場合、右手は健常だと言えるのかい?

片麻痺患者の感覚異常は、両側に及んでいることが判明

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