2018年6月12日

脳の損傷部位と上肢痙縮率


Post-stroke Upper Limb Spasticity Incidence for Different Cerebral Infarction Site
2018  6月  中国

脳卒中患者の17-40%は上肢に痙縮を経験する。この状態がつづくと疼痛や拘縮をまねくと考えられている。

脳の損傷部位と痙縮との関係についての報告はすくないので くわしくしらべてみたそうな。


脳梗塞患者498人についてMRIで梗塞の位置を確認し痙縮との関連を解析したところ、


次のようになった。

・痙縮患者数は時とともに増え、2週間後 12.5% → 12ヶ月後 42.5%になった。

・同様に上肢に疼痛をかんじる患者数も 2週間後 2% → 12ヶ月後 52.5% と増えた。

・脳の損傷部位別の痙縮者率は、基底核や内包 63.3%、大脳皮質 58.5%、脳幹 9.4%、小脳 8.3% だった。

脳卒中後の上肢痙縮率は脳の損傷部位によりことなり、基底核や内包を損傷した患者で痙縮率がもっとも高かった、


というおはなし。
図:脳卒中後の上肢痙縮と疼痛推移

感想:

見た目ふつうだけど、大リーグボール養成ギプスを着けているような感覚は常にある。

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