2019年5月11日

Stroke誌:家族性脳動脈瘤は破れやすいのか?


Comparison of Rupture Risk of Intracranial Aneurysms Between Familial and Sporadic Patients
2019  3月  オランダ

家族性脳動脈瘤は、第一近親者(両親または子)の2人以上に脳動脈瘤がみつかる場合を指す。未破裂脳動脈瘤に占める家族性の有病者率比は、家族性でない場合(散発性)の3.4倍という。

さらに2009年の報告では家族性の破裂率は散発性の17倍におよぶという。
しかしこの報告は患者の選択方法におおきな偏りがみられるので、

オランダ人について家族性脳動脈瘤の破裂率をくわしくしらべてみたそうな。



1994-2016に未破裂脳動脈瘤がみつかった患者について、
その後のくも膜下出血の発生をフォローしたところ、



次のことがわかった。

・家族性の62人に91個の未破裂脳動脈瘤がみつかった。散発性の412人に542個の未破裂脳動脈瘤がみつかった。

・家族性は散発性にくらべ動脈瘤のサイズが小さく、低リスクな場所に位置していることがおおかった。

・破裂率は家族性の場合、未破裂動脈瘤100個中 年間0.77。散発性では未破裂脳動脈瘤100個中 年間0.51だった。

家族性の未破裂脳動脈瘤が破裂するリスクは散発性のそれよりもわずかに高い程度だった、


というおはなし。
図:家族性の未破裂脳動脈瘤の破裂リスク


感想:

これ↓おもいだした。
Stroke誌:家族性脳動脈瘤は破れるサイズもおなじ?

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