2019年5月12日

歯周病対策で脳梗塞をふせげる?


Dental treatment procedures for periodontal disease and the subsequent risk of ischemic stroke- a retrospective population-based cohort study
2019  4月  台湾

これまで歯周炎と脳卒中との関連をしめすおおくの報告がある。

しかし歯周炎の前段階でもある歯肉炎と脳卒中との関連についてはかならずしも明らかではない。

また歯肉炎や歯周炎に積極的な治療をほどこしたときの脳卒中リスクについてもわかっていないので大規模にしらべてみたそうな。



台湾の健康保険研究データベースから、2000-2009の歯肉炎74516人および歯周炎87407人の患者を抽出し、
その後の脳梗塞の発生を7年前後フォローした。

デンタルスケーリング(歯石除去)や
ルートプレーニング(スケーリング後に歯根面を磨く)、
歯周ポケット掻爬術(ポケット内の炎症組織を取り除く)
といった治療の有無もふくめて関連を解析したところ、



次のことがわかった。

・脳梗塞リスクは歯周炎が歯肉炎の1.16倍だった。

・およそ10年間の生存率曲線も歯周炎グループが下回っていた。

・治療を受けることで脳梗塞リスクは低下し、歯肉炎ではリスク1.00→0.36、歯周炎ではリスク1.16→0.79になった。

・ただし抜歯術を受けた場合はリスクが1.17倍に上昇した。

歯周炎は歯肉炎よりも脳梗塞のリスクが高く、これらへの治療が脳梗塞のリスク低下と関連していた、


というおはなし。

図:歯周炎 歯肉炎 脳梗塞



感想:

因果関係があるってことなんだな。
Stroke誌:歯周病のグレードと脳梗塞リスク

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