2019年6月13日

自然な光環境とメンタルヘルス


An exploratory investigation of the effect of naturalistic light on depression, anxiety, and cognitive outcomes in stroke patients during admission for rehabilitation: A randomized controlled trial
2019  5月  デンマーク

サーカディアン(概日)リズムは神経伝達物質の放出や体内時計遺伝子の発現に影響することがわかっている。

また太陽光に含まれる波長の短い成分ブルーライトにたいしてサーカディアン・リズムは敏感である。

そこで室内にいることのおおい脳卒中患者を、自然光を模した環境においたときのうつ 不安 認知機能への影響をしらべてみたそうな。



リハビリ病院の脳卒中患者90人の生活環境を2グループにわけた。

自然光グループ:活動域全体にLED照明を配し、ブルーライトの含有率を日周期にあわせて変動させた。
蛍光灯グループ:施設内の通常環境をコントロールとした。

入院時と退院時の
うつ:Hamilton Depression scale (HAM-D6) 、Major Depression Inventory scale (MDI)
不安:Hospital Anxiety and Depression Scale (HADS)
認知機能:Montreal Cognitive Assessment (MoCA)
精神的健康状態:Well-being Index (WHO-5)

を評価 比較したところ、



次のようになった。

・通常環境にくらべ自然光環境のグループはうつ 不安の程度があきらかに低下し、

・精神的健康状態は向上した。

・認知機能には差がみられなかった。

リハビリ入院中の脳卒中患者を自然光を模した環境においたところメンタルヘルスがおおいに改善された、



というおはなし。
図:自然光と脳卒中後うつ 不安



感想:

部屋の蛍光灯 換えてみるかな。

ブルーライトセラピーが脳卒中うつをいやす

半側空間無視を癒やす色と光の位置がわかった

発光ダイオードで植物状態患者の手が動く

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