2019年10月14日

運動麻痺のあったTIA患者がじつは脳梗塞の可能性


Motor impairments in transient ischemic attack increase the odds of a positive diffusion-weighted imaging- A meta-analysis
2019  9月  アメリカ

一過性脳虚血発作(TIA)のほとんどは1時間以内に症状が消えてなんの障害ものこらない。

その診断はおもに患者の症状報告に頼ることになる。そしてMRIを撮り梗塞を見つけることができた場合、それは「軽い脳卒中」に昇格する。

MRIの拡散強調画像(Diffusion-weighted imaging:DWI)は発症後間もない梗塞がわかり、10日間は検出することができるという。
しかし必ずしもすべての患者でMRIを撮るわけにもゆかない。

経験的に、運動機能障害をともなう脳虚血症状には梗塞があることが少なくない。

そこでTIA患者のうち片半身に運動機能障害がでた場合のDWI陽性率をメタアナリシスでくわしくしらべてみたそうな。



TIA患者について片側の運動機能障害の有無とDWIのある研究を厳選して、
データを統合 再解析したところ、



次のことがわかった。

・被験者6710人を含む24の研究がみつかった。

・運動機能障害のあったTIA患者がDWI陽性(梗塞あり)であるオッズ比は、運動機能障害がない場合の1.80倍だった。

・TIA発症から2日以内にDWIを撮る場合にくらべて、2日以降にDWIを撮った場合のDWI陽性オッズ比にあきらかな差はなかった。

TIA患者のうち片側に運動機能障害があったばあい、梗塞がある(DWI陽性)可能性が非常に高かった。運動機能障害のあったTIA患者はMRIを撮るべきだろう、


というおはなし。

図:TIAをMRI



感想:

たとえ運動機能障害がなかったとしても、、、↓
軽いしびれやめまいがガチ脳梗塞の率 JAMA Neurol.

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